象牙の見分け方

一口に象牙と言っても、その品質のランクは様々あります。素人の方にはなかなかわかりにくいものでああるため、”激安”といってランクの低い象牙を販売している場合があります。ランクの低いものとランクの高いものと比べて、価格差が出るのは当然です。

ちなみに、ランクが低いものと、高いものの基本的な判断基準は以下のとおりです。象牙には、網の目状の模様(目)がありますが、その細かさによってランクが決まります。

※ ちなみに、印材の中心を基点に放射線状にスジが入っているものは、ニセモノです。象牙は木と同じように年輪のようなものを持っています。木をどこから切っても放射線状の模様が取れないように、象牙をどこから切っても放射線状の模様は取れません。

 

ランクが低いもの : 目が粗い (象牙の表面に近いところでとられた印材)
ランクが高いもの : 目が細かい ~ 目の判別がつかないほど細かい
(象牙の芯に近いところでとられた印材)

 

ランクの名称については、それを販売する業者によって様々なようで、ランクが低い象牙であっても「高級本象牙」というようにいかにも良いもののように表現している場合も数多く見受けられます。
素人の方には非常にわかりにくいものですが、複数の店舗をご覧になって、良く比較をなさって下さい。
その中でも、あまりにも安く象牙を販売している業者は、やはり気をつけたほうが良いでしょう。
ただ、ランク表示について、ある程度信頼性があるものもあります。それは、「芯持ち」、「横目」という表現です。これらは、いずれも象牙の芯の部分でないととれない印材ですので、他の印材と比べてある程度ランクが高いことはわかります。しかし、その色や模様によって、またランク(価格)が変わりますし、なかなか素人の方には分かりずらいものであることには変わりませんが。。。

いずれにしろ、不安な場合は、業者へ納得の行くまで確認した方が良いでしょう。