16.5×90 本象牙印鑑 金丹 サヤ付 ワニ革 008hs1690_z民生
16.5×90 本象牙印鑑 金丹 サヤ付 ワニ革 008hs1690_z民生
特大の美しいこげ茶のワニ革ケースに入った民生の見事な逸品です。特筆すべきは、印鑑の丈。なんと90mmもあります。これを仕上げた時の民生の満足感が伝わってくるような存在感のある印鑑です。
ワニ革の一部に、天然であるが故の色ムラと、ケース蝶番部分に細かい劣化が見られますが、あまり気にならないと思います。
この象牙も色が変化しつつあり、これからが非常に楽しみです。
会社のオーナー、CEO、また、頂点を目指そうとする向上心の高い男性の実印として最適なお品です。
※販売価格は変わりませんが、彫刻をせずに、そのままお買い上げ頂くことも可能です。(本当に必要になった際に、お名前を彫るという形でも構いません) その場合、改めて彫刻を行う際は、弊社にご連絡を頂ければ無料で彫刻を致します。
今は亡き名工が製作した 最高級印鑑 蔵出し一点もの
~ 酒の肴として、眺めるだけでも楽しむことができる名品です ~
以下の商品は、どれも当店で数十年前からコツコツと収集してきた象牙の印鑑です。
すべて、【生き象牙】と言われる高品質な象牙を使用しておりますが、その中でも象牙の芯に近く、目の細かい最高級の部位を使用したお品です。また、その多くが、象牙の象嵌などの細工で有名な職人の手によって製作されたものです。
もちろん、象牙を専門に扱う職人ですからその品質にはうるさく、良いものしか扱わず、最後には自分の「名」を彫って仕上げています。
また、ご存知のとおり、象牙(生き象牙)は年月を経ることで黄色みを帯び、色が変化して行くことで独特の味わいが増して来るという特徴を持っております。これは、アンティークの象牙の根付をイメージして頂ければ分かりやすいかもしれません。
以下の商品も、既に色が変化しているもの、変化しつつあるものばかりで、まさに皆様のような本当に良いものをご存知の、いわゆる“通好み”の商品で、非常に温もりを感じさせるものばかりです。
また、既に味わいが出ている商品ですので、今、ご購入頂いたとしても、ずっと前から使用してきたかのような風貌を兼ね備えた逸品ばかり。
いずれも一点もので、基本的に再入荷の予定はございません。
特に、職人の名が入ったものは、その職人が既に他界しているため、現在でもほとんど市場に出ることはなく、今後市場に出回る機会はさらに減ってゆきますので、お早めにご購入下さい。
民生
象牙の象嵌を得意とする職人さんで、おそらく印材職人としては一番有名な方です。(現在はもうお亡くなりになっています)
象牙象嵌師山崎赤吉氏の三男として浅草区(現台東区)小島町に生まれ、そのまま父のもとに弟子入りする形でこの道に入っています。
途中、戦争のため補充兵として中国へ出兵していますが、終戦後シベリアから帰国し、改めて仕事を再開しています。
その後、この道一筋で仕事をなさり、平成5年に文化功労者表彰を受けていらっしゃいます。
当店で扱っているのは、最高級の象牙に18Kの金丹をはめ込んだ印鑑がほとんどです。
玉峰
象牙の象嵌を得意とする職人さんで、非常に細かく丁寧な仕事をなさる方です。(現在はもうお亡くなりになっているとお聞きしています)
実は、お恥ずかしい話なのですが、当店でもこの玉峰さんに関する詳しい情報が得られていない状態です。問屋さんを介しての取引のため、直接の関わりがないことと、仲介していた問屋さんも世代交代をしたせいか、この職人さんに関する情報を持っていない状態です。大変申し訳ございません。
ただ、上に掲載している『鯉の滝登り』の鯨歯の彫刻は、この玉峰さんの作品で、これからご紹介致します印鑑に関しても、非常に丁寧な彫刻がなされていますので、職人としての腕は確かなことは間違いありません。
当店でも自信を持ってご紹介できる商品ばかりです。
金丹について
通常の金丹は、表面を平に仕上げるものが多いですが、最高級のものになりますと、以下のようにわざと盛り上げているものも多いです。基本的には18Kが使用されているようです。
象牙の味わい
象牙は、以下の画像のように年月と伴に色が変化して行きます。その変化は、印鑑個々に差がありますが、これが漂白をしていない象牙本来の味わいと言われるものです。
高い品質の【生き象牙】は、漂白は行わず(漂白を必要としないもの)、自然な乳白色を楽しむもので、また、経年変化による色の変化もひとつの趣となっています。
今回、皆様にご紹介させて頂く印鑑は、以下の画像ほどではありませんが、ほとんどが印鑑の一部に変化が見られる珠玉のお品ばかりです。
さらにご自身で長くお使い頂く事で色の変化をお楽しみ頂けます。
ケースの劣化
今回皆様にご紹介させて頂く商品は、ほとんとが10年以上の年月が経っているものです。附属のケースは、すべて最高級の象牙に合わせて、最高級のワニ革ケースがついておりますが、いずれも、当時職人が印鑑を製作した際に選ばれたケースです。印鑑と年月を伴にしたケースですので、当時の温もりが感じられるものばかりですが、年月と伴に、ほとんどのケースに若干の経年変化と劣化、天然皮革であるが故のキズなどが見られるため、全体的に予めこの分は値引きをさせて頂いております。
附属のケースにつきましては、もし、新しい物に変えて欲しいとのご要望がございましたら、新たなケースをご用意させて頂きますので、ご注文の際にご用命下さい。