印鑑を製作する際に、印鑑のデザイン(版下)の製作がとても大事なのですが、その後は、印鑑の荒彫りは機械で行い、最後に印刀(印鑑用の彫刻刀)を使った手仕上げを行います。
現在では、多くのはんこ屋さんがこのような手順で印鑑の製作を行いますが、当店のように、きちんと手間をかけて製作するお店の場合、一本仕上げるのに数時間かかる場合もあります。手間をかけた分、料金も上がりますが、綺麗な印影の印鑑が仕上がります。
価格の安さを売りにしているお店の場合は、版下の製作に時間をかけず、印刀(印鑑用の彫刻刀)を使った手仕上げなどは行わないことで、低価格を実現しています。そのため、印影を見ると、「安売り店」で作ったものだということがすぐにわかるのですが、それはお客様の好みです。
当店では、手仕上げは印刀(印鑑用の彫刻刀)を使って行いますが、できるだけ印影が綺麗になるようにひとつひとつ丁寧に行っております。